結婚式場の候補が絞れてきたけれど、いざ「ここに決める」となると、なぜか踏み切れない——
そんな迷いの時期にいる花嫁・花婿さんも多いのではないでしょうか?
いくつか式場見学に行ったけど、どこも良くて決めきれない!
式場見学しすぎて、もうよくわからなくなってきた…
2つの式場で迷う!どちらも一長一短で悩む…
式場決めたいけど決められない…一生に一度のことだから絶対後悔したくない!
人生の一大イベント。後悔はしたくないし、ゲストにも喜んでもらいたい。予算、アクセス、雰囲気、料理…どれも大切だからこそ、最終決定は本当に難しいものです。
今日は、数百組以上のカップルを見届けてきたプロのウェディングアドバイザーとして、そんな“決めきれない”気持ちに寄り添いながら、最終決定のヒントとなる5つのポイントをお伝えします。
このブログではブライダルのプロ【KGママ(ケージーママ)】が、プロ目線で現場で得た知識と経験を踏まえて詳しく解説しまので、式場決定に悩む新郎新婦様の助けになれば嬉しいです。
1. 「本当に大切にしたいこと」は何か、立ち戻ってみる
迷いが出てくると、あれもこれも…と情報が渦巻きます。でも、原点に戻ってみてください。
• ゲストとの距離感を大切にしたい?
• 非日常感あふれるロケーションで特別感を?
• 家族との絆を感じる温かい一日にしたい?
• 予算内で希望が叶う?
• ゲストに対して立地やキャパシティは無理がない?
最初に2人で語り合った“想い”をもう一度思い出してください。それが、決定の軸になります。

2. 式場スタッフとの相性はどうだった?
式場そのものの魅力だけでなく、当日を一緒につくる「人」の存在はとても大きいもの。
見学時の対応、質問への丁寧さ、ふたりの話をどれだけ聴こうとしてくれたか。
安心して任せられると感じたかどうかを、直感も含めて大事にしてください。
プロ目線からの注意点
式場見学の際に対応してくれたスタッフが【担当プランナー】となるとは限りません。
式場見学やブライダルフェアなどは土日に行われることが多いもの。
「土日=結婚式も多い」のが一般的なので、式場見学を対応するスタッフと、結婚式を対応するスタッフが別である式場が多いのです。
(最初に案内したスタッフが担当プランナーになることもありますが、式場によって異なります)
いくつも披露宴会場がある結婚式場やホテルなどであれば、なおさら希望の候補日に別の会場ですでに担当がきまっているスタッフも…。
- 式場見学の際に対応してくれた人が担当になるのか
- 担当プランナーはいつ決まるのか
- 最初に対応してくれたスタッフが気に入っている場合、担当してもらえるのか
- 担当プランナーと相性が合わなかった場合変更してもらえるのか
など、式場決定の前に確認しておくといいでしょう。
3. 「この場所で当日を迎えている私たち」を想像してみて
目を閉じて想像してみてください。
朝、その会場に向かっている自分。リハーサル中の自分。
大切な人たちがその空間に集い、笑っている様子。
イメージが自然と湧いてワクワクするなら、きっとそれが“正解”に近い証です。
4. 完璧な式場は存在しない
どんなに素敵な会場でも、何かしら気になる点はあるものです。
大切なのは、「ここがちょっと…」という部分を補って余りある“ときめき”や“安心感”があるかどうか。
100点満点でなくても、80点でも「この80点が好き!」と思えれば、それはベストな選択です。
プロ目線からの注意点
式場の決定に迷った時に、さらに別の式場見学をするのはおすすめしません。
迷う要素が増えるだけで、さらに決定が遠のいてしまう可能性が高いです。
もし、ウエディングデスクなどに相談に行っている場合、更なる式場見学を勧められることがあります。
なぜなら、ウエディングデスクなどは「登録している式場に数多く見学に行ってほしい」から。
その理由はちょっとウエディング業界の裏の話になるのですが、登録費用や広告費用に対する費用対効果や、見学数によって報酬が異なるシステムがあることが多いからです。
既に式場の見学をしているということは、情報収集の段階で気になったor気に入っているはず。その「最初の想い」は大切にし、自分たちのファーストインプレッションを信じましょう。
5. 決めたら、「これが正解だった」と思える準備をしよう
最終的にどこを選んでも、準備の中で「やっぱりここにしてよかった」と感じる瞬間がきっと来ます。
大事なのは、決めた後にその会場を最大限に生かして、自分たちらしい式をつくる努力をすること。
式場を決めたら、迷う気持ちは切り替えることが重要です。
まとめ:迷った時間も、結婚準備の大切な一部
迷うのは、それだけ真剣に考えている証拠。その気持ちごと、ふたりの結婚式の一部にしてしまいましょう。
どんな選択も、2人が一緒に決めた道なら、それが正解になります。
どこで挙げるかより、誰と、どんな想いで挙げるか。
その本質を忘れずに、最後の一歩を踏み出してくださいね。あなたの結婚式が、心からの笑顔に包まれる一日になりますように。