結婚が決まったら、まず考えるのが「入籍日」や「結婚式の日取り」について。
このブログでは、入籍日や結婚式の日取りの決め方について解説していきます。
実際に私が結婚式を担当した、たくさんのカップルが「なぜその日に決めたのか」の実例もお伝えします。結婚が決まった方は是非参考にしてくださいね。
結婚が決まったけど、入籍日っていつでもいいの?
「日柄がいい日がいい」って聞くけど、どうやって決めるの?
入籍日と結婚式の日取りって一緒じゃなきゃダメ?
といった、日程について悩むカップルも多くいらっしゃるでしょう。
このブログではブライダルのプロ【KGママ(ケージーママ)】が、プロ目線で結婚式・ブライダルについて現場で経験したからこそできる入籍日や結婚式の日取りの決め方を紹介します。
入籍日はいつでもいい!
入籍日はいつにしても大丈夫です。
究極、「プロポーズされた日」に婚姻届を出してもいいんです!
ただ、「一生思い出に残る日にしたい」と思う方もいるでしょう。
また、実際は両親に挨拶をして、結婚の承諾を得てから婚姻届を提出するのが一般的です。
では、実際どのように入籍日を決めるカップルが多いのか紹介していきます。
入籍日の決め方
付き合った記念日
何年も経つと付き合った記念日がおろそかになってしまうことも。何年経っても忘れないように、交際記念日を入籍日にするカップルもいます。
「付き合って2年で結婚したから、結婚して10年・付き合って12年だね!」などと、思い出しやすいですよ。
ゴロのいい日
11月22日(いい夫婦の日)や、1月11日、2月22日などゴロがいい日は覚えやすく忘れにくいので、入籍日に選ばれることが多いです。
どちらかの誕生日
どちらかの誕生日に入籍するのも、覚えやすく忘れにくいといった理由から選ばれています。
逆に、「記念日を増やしたい」というカップルはお互いの誕生日付近を避けて、あまりイベントのない月を選んで、入籍日を決める方もいます。
国民の祝日
実際に国民の祝日を選んだカップルから話を聞いたときに「なるほど!」と思ったのですが、「毎年休みだから」だそうです。
祝日がお休みのお仕事の方は、デートなどで結婚記念日を毎年お祝いしやすいですよね。
ただ、「海の日」や「スポーツの日」など毎年日程が変わる国民の祝もあるので、注意が必要です。
うるう年であれば2月29日を選ぶことも可能
4年に一度2月29日がある「閏年(うるうどし)」。2月29日を入籍日にすることも可能です。婚姻届の提出は24時間365日可能です。(事前に最寄りの24時間窓口を確認しておいてくださいね)
2月29日に婚姻届を出した夫婦は、2月28日か3月1日のどちらか好きな方でお祝いをされているようですよ。
日柄のいい日
一般的に「日柄」といわれる六曜(ろくよう)を気にして入籍日を決めるカップルもいます。
六曜とは「日本の伝統的な暦の一部」で、日ごとの吉凶を示す指標として使われています。
六曜の種類
- 大安
- 友引
- 先勝
- 先負
- 赤口
- 仏滅
一般的に大安が一番良い日と言われ、仏滅が一番避けられることが多い日柄です。
1年を通して日柄はあるので、縁起のいい日&ふたりの記念日やゴロのいい日を選ぶカップルが多いようです。
特に新しく物事をスタートするのに良いとされている「一粒万倍日」や「天赦日」など、六曜以外のよい日柄を選ぶ方もみえますよ。
私が結婚式の日取りや入籍日について相談された時には、高島易でこよみを読んでご提案していました。
「日々の吉凶」だけでなく「方位」も記載されているので、新居への引っ越し日や良い方角を知るのにも活躍します。
毎年変わるので、毎年かならず購入していました。
結婚式を挙げた日
結婚式を挙げた日を入籍日にするカップルもいます。どちらかがあやふやになってしまうことを防ぐことができます。
しかし、結婚式当日はバタバタ忙しく過ごすことが多いので、注意が必要です。
前述のとおり、婚姻届の提出は24時間365日可能です。(事前に最寄りの24時間窓口を確認しておいてくださいね)
2次会まで予定していたり、お酒を飲みたい希望があれば、結婚式当日の朝、入籍を済ませてから結婚式場へ向かう方が安心ですね。(当日は着替えやメイクなどもあるので時間はかなり早くなってしまいますが…)
結婚式の日取りの決め方
「結婚式の日取り」は「入籍日」とは少し決め方が変わってきます。
入籍日はふたりの希望だけで決められますが、結婚式は「招待するゲスト」もいるので、ゲストが集まりやすい日程も考える必要があります。
また、「気候がいい季節」や「仕事が比較的落ち着いている時期」「親の希望」なども考えて日取りを決めるカップルもいます。
ここからは「結婚式の日取りの決め方」について紹介していきます。
季節で選ぶ
結婚式に来てもらうゲストのことを考え、気候のいい時期が人気です。特に秋や春。台風や雨が多い時期は避ける方も。雪深い地域の場合、公共交通機関が動かないリスクもあるので、温かい時期がおすすめです。
仕事や個々の都合で選ぶ
仕事が比較的落ち着いている時期や、参列ゲストの都合が落ち着いている時期を選びましょう。
たとえば学校の先生であれば春は移動やクラス替えなど動きが多い時期。忙しくなることもあるでしょう。(逆に学年が切り替わる時期に挙げたいという方もみえます)
また、参列ゲストに妊婦さんがいる場合は安定期を選んであげてる配慮も必要です。
ふたりの記念日
「入籍日の決め方」と同じく、「誕生日」や「付き合った日」など、ふたりの思い出深い日程で選ぶカップルもいます。
そういう方は、「入籍日」と「結婚式の日」を同じ日になさる方も多いですよ。
日柄のいい日
「入籍日の決め方」と同じく、一般的に「日柄」といわれる六曜(ろくよう)を気にして入籍日を決めるカップルもいます。
六曜とは前述しましたが、「日本の伝統的な暦の一部」で、日ごとの吉凶を示す指標として使われています。
六曜の種類
- 大安
- 友引
- 先勝
- 先負
- 赤口
- 仏滅
一般的に大安が一番良い日と言われ、仏滅が一番避けられることが多い日柄です。
私はプランナーとして、結婚式の日取りを担当のお客様と決める際にも、高島易でこよみを読んでご提案していました。
結婚式場のプランで選ぶ
結婚式場によっては閑散期といわれる時期(一般的には夏や冬)や、避けられることの多い仏滅にお値打ちなプランを用意しているところも。
結婚式費用の節約になるので、プランによって結婚式の日取りを決める方もいます。
引っ越しやハネムーンの時期を考えて
結婚式準備が本格的に忙しくなるのはだいたい挙式日の3カ月前頃。
引っ越しやハネムーンを考えているようであれば、準備の時期と相談して決めましょう。
特に、ハワイや沖縄など南国へのハネムーンを考えている場合、結婚式前に日焼けをしてしまって真っ黒に…なんてことを避けるために、結婚式後にハネムーンに行くよう日程を調整してくださいね。
入籍日や結婚式の日取りを決めたカップルの実例
さまざまな「入籍日」や「結婚式の日取り」の決め方を紹介してきました。
ここからは実際に私がプランナーとして携わったお客様の実例をご紹介します。
美容師だから「月曜日」に結婚式の日取りを決めました
担当したお客様はおふたりとも美容師さん。ご参列ゲストも職場関係の方が多く、月曜日の結婚式に。
ご親族はお仕事を引退なさった方が多く、月曜日の結婚式でも問題ないとのことで決めました。
ジューンブライドに憧れて6月に結婚式をしました
6月に結婚式を行うと幸せな結婚生活を送れるといわれる「ジューンブライド」。新婦様が昔からジューンブライドに憧れていたとのことで、6月を希望なさっていました。日本では梅雨に入ることも多いので、6月の中でも初旬をご提案ました。当日、晴れましたよ!
大好きなお父さんの誕生日に結婚式をしました
新婦様のお父様はすでに他界されていましたが、大好きなお父さんの誕生日に晴れ姿を見せてあげたいと、お父様の誕生日を結婚式の日取りに選ばれました。
お母様もとても嬉しそうで、当日はテーブルにお父様のお写真を持ってみえましたので、乾杯用にグラスをご用意したところ、とても喜んでいただけました。
盛大なクリスマスパーティーにしたく、12月24日にしました
結婚式のテーマにおふたりが選んだのが「クリスマスパーティー」。日取りも12月24日にし、ナイトウエディングでイルミネーションやキャンドルの輝く、素敵な結婚式になりました。
子どもの誕生日に結婚式をしました
お子様連れでの結婚式、いわゆる「パパママ婚」のおふたり。お子様のお誕生日に結婚式の日取りを選ばれました。当日はゲストの皆様と「ハッピーバースデートゥーユー!」と歌い、盛大にお誕生日をお祝いしました。
入籍日は大安。結婚式は仏滅にしました。
結婚式場のプランで仏滅がお値打ちになるものがあったので、ご希望なさったおふたり。ただ両家の親御様が「仏滅なんだ…」と懸念されていたので、入籍日をお日柄のよい大安になさりました。
その後、結婚記念日は入籍日でお祝いしているそうですよ。
まとめ
入籍日や結婚式の日取りの決め方について解説し、実際にプランナーとして結婚式をお手伝いしたカップルの実例も紹介しました。
大切なのは「しっかり話し合うこと」。
おふたりや、ご両家のご意向も考えて、入籍日や結婚式の日取りを決めてくださいね。